健康と体重、ダイエットのときに女性がとにかく気になるのが「体脂肪率」と言う方は多いのではないでしょうか。
よくダイエットというと「体脂肪率」という言葉が思い出されますが、年齢や性別によってもそのダイエットの代名詞はいろんな言葉が出てくると思います。
今回は特に女性が気する事が多い、「体脂肪率」について、女性平均や女性が理想とする体脂肪率、また年代別に分けて20代~60代での体脂肪率の変化についても検証を行っていきたいと思います!
「体脂肪率」はただ食事を減らせば数字が落ちるものではありません。
その体脂肪率を変化させるのには、運動や新陳代謝などの関係性がとても重要だとも言われています。
ではその体脂肪率について、女性の平均値と、理想の体脂肪率を20代~60代の年代別にもそれぞれ見ていきたいと思います。
体脂肪率の女性平均は?
では女性がダイエットなどの際にとても気にする事が多い「体脂肪率」ですが、この数値は男性と女性では大きく平均値が異なってきます。
これは男女の体のホルモンのバランスや、骨格や筋肉などの付き方などの違いが関係してきますが、今回は特に体脂肪率のなかでも「女性平均」について調べていきたいと思います。
男女の理想的な体脂肪率や、一般的な体脂肪率の女性の平均的な目安を、痩せ型〜肥満気味な方の数値を参考に見ていきたいと思います。
そもそも体脂肪率とはどうやって計算されるのでしょうか。
またその体脂肪率とはいったいどういう数値なのでしょうか。
体脂肪率とは「筋肉や脂肪、内蔵などを含めた全体重のうちで、体内の脂肪が占める重さの割合」のことを示した数字です。
その体脂肪率の計算方法ですが、
体脂肪率(%) = 体脂肪の重さ(kg) ÷ 体重(kg) × 100
という計算式で体脂肪率が出てきます。
最近一般的には、この体脂肪率がダイエットなど行う場合の参考数値として使われる事が多いのですが、少し前までの肥満判定ではこの体脂肪率よりも「BMI(=ボディマス指数)」という数値で肥満判定を行うのが一般的でした。
この、「BMI」とは 体重(kg) ÷ (身長(m) × 身長(m)) という計算式で表される数値で、BMIでは18.5〜24.9の範囲が標準体型だとされてきました。
しかし人間の体は男女や体の大きさなど、個人差があり同じ体型の人間は二人と存在しません。
この体重と身長のみで肥満判定を計算する「BMI」だと、筋肉質な人は高い数値が出てしまい、逆にそうでない人は低い数値が出る事になってしまいます。
これは 別の人間の体が同じ体積であっても筋肉は脂肪に比べて重たいため、体内の脂肪の割合が正確に表されなくなってしまいます。
また、昨今では体重のみを計っていた体重計に変わり、一般家庭でも「体脂肪率」まで表示される体脂肪率・体重計が多くの家庭に普及されるようになり、体重だけでなく体脂肪率や男女、年齢、体型に応じた平均体脂肪率が自宅でも計測出来るようになってきました。
そのような時代背景の変化もあって、肥満判定は BMIから体脂肪率へと評価基準が変化しつつあります。
体脂肪率の女性の理想は何%?
では体脂肪率の平均値とは異なり、多くの女性が「理想」とする体脂肪率は何%くらいが理想的なのでしょうか。
これは男女や年代によっても異なってきますので一概には断言できませんが、女性の場合は一般的に、
- 体脂肪率20~25%が「普通体型」
- 30%以上が「肥満体型」
と言われています。
基本的には加齢とともに新陳代謝の低下などの理由も含め、体脂肪率の平均と言われる数値も当然上昇はしますが、健康的で一般的な体脂肪率の数値は20%〜25%だと言えます。
しかし、女性は特に体脂肪率が気になる方も多のが現状です。
体脂肪率20%~25%が一般的な数値と言われますが、限りなく20%に近い数値が理想の体脂肪率だと思っている女性も多いようです。
ちなみに男性の体脂肪率は年齢ごとにも微妙に異なってきますが、体脂肪率の普通が15~20%が、肥満が25%以上と言われています。
なお、体脂肪率が15%以下の人は「筋肉質」か「痩せ型」かに分類されます。
ここで「体脂肪とは一体何なのか、健康にとって体脂肪率の管理がなぜ大切なのかを見ていきましょう。
体内の脂肪が増えると血液中のコレステロールや中性脂肪が増え、インスリンの動きが下がってしまいます。
インスリンというものは血糖値を下げる際に必要不可欠なホルモンですが、インスリンの動きが低下すると血糖値が上昇していきます。
血糖値が下がると、高脂質血症、高血圧、動脈硬化、糖尿病などの重大な病気を引き起こす可能性があります。
ですから必要以上に体脂肪率が増えると、健康に大きな害が起こる可能性が上がります。
自分の体にとって、適度な体脂肪率の管理が必要不可欠だと言えます。
体脂肪率の女性平均を20代~60代で比較!
では20代~60代の体脂肪率の女性平均を年代別に検証していきましょう。
- 20代の女性平均身長158.3cmの場合
体脂肪率の20代性平均は、21%~27%が「普通」、28%~34%が「肥満」とされています。 - 30代の女性平均身長158.9cmの場合
体脂肪率の30代性平均は、21%~27%が「普通」、28%~34%が「肥満」とされています。 - 40代の女性平均身長157.9 cmの場合
体脂肪率の40代性平均は、22%~28%が「普通」、29%~39%が「肥満」とされています。
20代~30代の体脂肪率の平均値がほとんど変わらなかったのに対して、40代になると身長の低下や筋肉量の低下などの体の変化目立ちます。
- 50代の女性平均身長156,1cmの場合
体脂肪率の50代性平均は、22%~28%が「普通」、29%~39%が「肥満」とされています。 - 60代の女性平均身長152,8cmの場合
体脂肪率の60代性平均は、23%~29%が「普通」、30%~36%が「肥満」とされています。
60代は老化による体の変化の影響もあり、筋肉量の低下がとても多い年代と言えます。
体脂肪率の女性平均と理想は?20代~60代で比較!まとめ
- 女性平均の体脂肪率は28%~36%
- 体脂肪率の理想的な女性平均は20~25%が「普通体型」、30%以上が「肥満体型」とされています
- 年代ごとに老化などの影響もあり平均的な体脂肪率は年齢と共に変化(上昇)していく事が一般的です
ダイエット中の女性の場合、体脂肪を減らす事に意識が行きがちな方も多いかと思いますが、体脂肪には体を動かすために必要なエネルギーを蓄えてたり体温調節など、ホルモン分泌など健康を維持する上で大切な役割を果たしています。
ですので、体脂肪率はただ低ければよいというわけではありません。
男女ともに健康を重要視して、年齢や体重にあった適正な数値を目標にする事がダイエットにもおすすめです。
女性平均の体脂肪率といっても、年代ごとや個人差によってそれぞれ平均値も異なってきますが、一般的には体脂肪率の女性平均は28%(パーセント)~36%だと言われています。